■ リウマチ膠原病センターのご案内

診療のご案内

繩田 泰史 センター長

・「関節リウマチ」は関節の痛み・腫れから変形へと進展し、日常生活や仕事に支障をきたす病気として知られています。しかし「関節リウマチ」は関節だけでなく全身に病変を起こす自己免疫の病院(いわゆる「膠原病」)の代表であり、特に血管炎を主体とする「悪性関節リウマチ」はまさに膠原病です。
・「関節リウマチ」の関節病変の治療は、近年、生物学的製剤の出現とともに画期的に進歩してきており、早期にしっかり治療することにより、骨破壊や関節の変形に至らずコントロールすることが可能になってきました。特に、働き盛りの若い方では早期からの治療をお勧めします
・当センターでは、「関節リウマチ」や「全身性エリテマトーデス」などの「膠原病」をはじめとするリウマチ性疾患の専門的な診療(内科系・外科系)を行っております。初診は紹介予約制ですので、あらかじめ電話で予約し、紹介状をご持参ください

診療内容

(1)内科系

・内科部門は 『リウマチ膠原病アレルギー科』 が診療しています。

・ 「関節リウマチ」では、早期からの積極的な治療(生物学的製剤を含む)により寛解を目指し、合併症や薬剤の副作用を考慮した適切な薬物療法を行っています。また「膠原病」に関しては「全身性エリテマトーデス・シェーグレン症候群・強皮症・筋炎・血管炎」ほか多彩な膠原病関連疾患の的確な診断と適切な治療を行っています。

・手指関節などの朝のこわばり、左右対称性の関節の腫れと痛みの出現は、「関節リウマチ」発症の可能性が高いのですが、他の「膠原病」などでも関節症状が出現するため、特に初期には鑑別診断がとても重要です。関節痛や関節の腫脹が出現し悪化してくる時には、診療実績の豊富な当センターをお勧めします。

・近年、「関節リウマチの治療」は、効果の高い新たな治療法「生物学的製剤」の登場により画期的な変革をとげ「寛解」を目指す積極的治療へと変貌してきています。特に、関節変形への進展を阻止するためには、発症早期(1-2年)からの積極的治療がとても重要であることが知られており、治療時期を逃さないことが大切です。ただし。「生物学的製剤」の使用に際しては肺炎などの感染症発症のリスクがあるため、特に高齢の方では適応の検討、投与前のスクリーニング、経過中の感染症への充分な注意が必要です。当センターでは膠原病治療に伴う合併症への経験が豊富であり十分に対応可能です。

(2)外科系

・外科部門は 『千葉関節外科センター』 が診療しております。

わが国有数の関節外科センターであり、「関節リウマチ」をはじめとする種々の関節疾患・関節障害に対する総合的な治療を行っており、関節鏡による治療や「人口関節置換術」を含む多彩な関節手術を幅広くおこない多数の実績があります。

・「関節リウマチ」では関節破壊や変形により日常生活に支障をきたす方も多く、「膠原病」ではステロイド性大腿骨壊死症による関節障害があり、しばしば整形外科的処置が必要となります。「リウマチ性疾患」では内科と整形外科との連携が非常に重要ですが、当センターは専門治療を行う両者が対応できる数少ない施設です。

・関節変形(肘・膝など)が強く日常生活に支障があり、関節手術を希望させる方は 「千葉関節外科センター」 の受診をお勧めします。