■ リウマチ膠原病アレルギー科のご案内

診療のご案内

  当科は「関節リウマチ・膠原病などリウマチ性疾患」と「気管支喘息などアレルギー性疾患」の専門診療部門として2001年に開設されました。
対象とする疾患は、「関節リウマチ」、「全身性エリテマトーデス」などの「膠原病」をはじめとする多彩な「リウマチ性疾患」です(下記)。
特に「膠原病」に関しては多様な疾患の豊富な経験と実績があり、近隣には「膠原病専門医」がほとんどいないため、基幹病院を含めた多くの病院から紹介を受けています。スタッフも増員となり、入院診療も一段と対応できるようになりました。
「関節リウマチ」の治療は、近年、「生物学的製剤」の出現により画期的な変貌をとげ、発症早期からの積極的な治療により、関節変形への進展を阻止し「寛解」を目指す時代を迎えています。当科では薬剤の副作用に留意して適切な治療を選択し、適応を検討しつつ「生物学的製剤」を積極的に導入しており多数の実績もあります。一方、本剤は免疫抑制作用に伴う感染症合併のリスクがあるため、予防・チェック・発症への対応は非常に重要です。当科では膠原病治療における豊富な経験に基づいて合併症への十分な対応が可能であり、有効で安全性・質の高い治療を目指しています。
主なスタッフは「日本リウマチ学会認定専門医」および「日本アレルギー学会認定専門医」の資格があり、当施設・科は日本リウマチ学会・日本アレルギー学会の「専門医教育施設」に認定されており、専門医を目指す後期研修医を募集しています。また、新薬の臨床試験(治験)にも積極的に取り組んでいます。

対象疾患

[対象疾患]
関節リウマチ、悪性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎/皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病(MCTD)、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、血管炎症候群(結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発動脈炎、ANCA関連血管炎、ウェゲナー肉芽腫症、アレルギー性肉芽腫性血管炎、大動脈炎症候群、側頭動脈炎など)、ベーチェット病、リウマチ性多発筋痛症、成人発症スティル病、再発性多発軟骨炎、回帰性リウマチ、強直性脊椎炎、B27関連関節炎、RS3PE、各種リウマチ性関節炎など

スタッフ紹介

渡邊 紀彦 (ワタナベ ノリヒコ) 部長

 
【主な経歴】
平成3年千葉大学医学部卒業。平成10年千葉大学大学院医学研究科博士課程修了。
平成11年~15年:ハワードヒューズ医学研究所(ワシントン大学)研究員。
平成15年より千葉大学医学部付属病院にて膠原病およびアレルギー疾患の専門診療と自己免疫疾患の発症機構や新規治療開発の研究を行ってきました。平成24年3月まで千葉大学医学部付属病院アレルギー・膠原病内科(遺伝子制御学)の准教授として教育および研究指導にも従事しておりました。
【資格】
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医
日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医
日本骨粗鬆症学会認定医
千葉大学医学部臨床教授
【所属学会】
日本内科学会、日本リウマチ学会、日本アレルギー学会、日本免疫学会、日本炎症・再生医学会、日本骨粗鬆症学会
【専門】
アレルギー疾患、膠原病、骨粗鬆症

高橋 成和 (タカハシ シゲカズ) 副部長

【主な経歴】
千葉大学平成7年卒業
【資格】
医学博士
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
【所属学会】
日本内科学会、日本リウマチ学会、日本アレルギー学会
日本臨床免疫学会、日本臨床リウマチ学会、日本免疫学会
【専門】
アレルギー疾患、リウマチ膠原病

松本 弘俊 (マツモト ヒロトシ) 医師

【主な経歴】
聖マリアンナ医科大学平成18年卒業
【資格】
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本骨粗鬆症学会認定医
【専門】
アレルギー疾患、リウマチ膠原病、骨粗鬆症

濱里 一裕 (ハマサト カズヒロ) 医師

【主な経歴】
富山大学平成19年卒業
【資格】
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
臨床研修指導医
【専門】
リウマチ膠原病、骨粗鬆症

生澤 太雅 (イケザワ タイガ) 医師

【主な経歴】
千葉大学平成23年卒業
【資格】
日本内科学会認定内科医
日本医師会認定産業医
ICLSプロバイダー
【専門】
リウマチ膠原病

河野 千慧 (コウノ チエ) 医師

【主な経歴】
千葉大学平成25年卒業
【資格】
日本内科学会認定内科医
【専門】
リウマチ膠原病

杉山 隆広 (スギヤマ タカヒロ) 医師

【主な経歴】
千葉大学平成26年卒業
【資格】
 
【専門】
リウマチ膠原病

新井 麗奈 (アライ レナ) 医師

【主な経歴】
東京女子医科大学平成26年卒業
【資格】
【専門】
リウマチ膠原病

増嶋 香織 (マスジマ カオリ) 医師

【主な経歴】
東海大学平成27年卒業
【資格】
【専門】

縄田 泰史 (ナワタ ヤスシ) センター長 

【主な経歴】
千葉大学卒
76~01年千葉大学医学部(この間87~89年米国留学)
01年より当院
【資格】
医学博士
日本リウマチ学会認定「リウマチ専門医」、「リウマチ指導医」
日本リウマチ学会評議員、リウマチ財団「リウマチ登録医」
日本アレルギー学会認定「アレルギー専門医」
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
臨床研修指導医
千葉大学医学部非常勤講師
【所属学会・世話人】
日本内科学会、日本リウマチ学会、日本アレルギー学会
日本臨床免疫学会、日本臨床リウマチ学会、日本感染症学会
(代表世話人)千葉膠原病セミナー、東葛南部リウマチ研究会
(世話人)千葉リウマチ薬物研究会、東葛リウマチ治療研究会、臨床検査談話会
【院外広報誌】
 ・「済生会だより ならしの No.11 2009.夏号」 関節リウマチのお話

症例数

1)外来患者受診数は月平均約1000名、登録患者数は約3500名。(2016年度)
リウマチ性疾患としては関節リウマチ2000名、全身性エリテマトーデス200名、原発性シェーグレン症候群350名、強皮症160名、血管炎症候群80名、多発性筋炎/皮膚筋炎50名、混合性結合組織病50名、ベーチェット病40名、その他リウマチ性多発筋痛症、抗リン脂質抗体症候群、成人発症スティル病などの膠原病・膠原病類縁疾患であり、アレルギー性疾患としては気管支喘息100例などである。

2)2015年度入院患者:延べ600名
関節リウマチ21%、全身性エリテマトーデス11%、強皮症3%、MCTD 6%、皮膚筋炎/多発性筋炎10%、血管炎症候群16%、成人発症スティル病5%、リウマチ性多発筋痛症9%、不明熱7%、その他9%)

治療・成績

1) 多彩な膠原病関連疾患を的確に診断し、合併する臓器病変(間質性肺炎、腎病変など)を検索し、活動性を評価して、適切な副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤(シクロホスファミド・パルス療法、シクロスポリンなど)で治療します。場合により血漿交換/免疫吸着療法なども行います。ステロイド剤や免疫抑制剤は重要な薬剤ですが副作用がでる場合があるため、可能な限り副作用を減らす対策と予防が重要です。特にステロイド・パルス(大量) 療法は強力で非常に有用な治療法ですが、病気がよくなっても感染症や骨壊死などの副作用が問題になる場合も多いため、病状によっては投与量を減らしたセミパルス(中等量)や ミニパルス(少量)などで治療します。基本的に、合併症や副作用を抑えて有効で質の高い治療をめざしています。

2) 関節リウマチの治療では、世界的評価を得ている生物学的製剤(レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、シンポニー、オレンシア、シムジア)(350例以上)や、免疫抑制剤プログラフ(300例以上)などを積極的に導入しており、「治療の好機(window of opportunity)とされる発症早期からの1~2年の間に、関節破壊への進展を抑えてQOL(生活の質)を維持できるような、最新の知見に基づく医療を心がけています。

外来診療担当表

診療科名
リウマチ膠原病
アレルギー科
渡邊 紀彦 縄田 泰史 高橋 成和 縄田 泰史 高橋 成和
濱里 一裕 渡邊 紀彦 松本 弘俊 濱里  一裕 渡邊 紀彦
松本 弘俊 生澤 太雅

杉山 隆広

(第2・4・5週)

生澤 太雅 杉山 隆広
骨粗鬆症外来(午後) 新井 麗奈 - 河野 千慧 増嶋 香織
*完全予約制で当日の受付はございません。(電話予約可能)
*新患は紹介状が必要ですので持参下さい