リウマチ膠原病アレルギー科研修プログラム

リウマチ性疾患(膠原病とその類縁疾患)・アレルギー性疾患(気管支喘息など)が当科における主要な対象疾患です。
これらは全身性疾患であり、その診療には内科全般にわたる幅広い理解と臨床能力が必要とされることから、内科医としてどの様な分野にも対応できる知識・技能を十分に習得した上で専門領域の研修を行うことが必要です。また、不明熱をはじめとする原因不明の疾患を扱うことも多いため、感染症・アレルギー・悪性腫瘍などの鑑別診断を含めた幅広い診断能力の習得が望まれます。
本プログラムでは、リウマチ性疾患・アレルギー性疾患の病因・病態を理解し、的確な診断・適切な治療を行い、専門医(リウマチ専門医・アレルギー専門医)として必要十分な知識・技能を習得できる臨床研修を目標としています。なお、一般内科医として様々な分野で対応できる診療技術の習得(内科学会認定内科医)が基本です。

対象及び期間

2年間の卒後初期臨床研修を終了した医師を対象とし、後期研修期間は原則として3年間。
(研修開始年度:2009年4月1日)

募集定員

募集定員:2名程度

一般目標

  1. 内科学全般の幅広い知識の習得と臨床能力を磨き、一般内科医として自立し、本プログラム2年次に日本内科学会認定内科医取得を目指します。
  2. 「リウマチ膠原病」「アレルギー」の専門医としてのトレーニングを行い、専門知識の習得、臨床経験の蓄積にあたり、専門医資格(リウマチ学会専門医、アレルギー学会専門医)取得を目指します。

研修指導体制

研修プログラム責任者:

・縄田泰史

研修指導医:

・縄田泰史(日本リウマチ学会指導医・専門医、日本アレルギー学会専門医、臨床研修指導医)
・高橋成和(日本リウマチ学会専門医、日本アレルギー学会専門医)

研修方法

  1. 後期研修医は指導医の指導のもとに、入院患者の担当主治医となり、入院診療に必要な診察・検査・診断・治療等に関して研修。また専門外来診療を実践して外来診療を研修。
  2. カンファレンス、回診、抄読会などに参加し討議するとともに、院内CPCをはじめ院内外の研究会・講演会などに参加。
  3. 学術集会における発表(年に1回以上)を行う。症例により論文作成(症例報告)も行う。
  4. 初期研修医が当科に配属されている場合は、その教育・指導に協力。
  5. 日本内科学会「認定内科医・内科専門医」資格取得に必要な内科系他科の研修(ローテート)に関しては、希望により個別に対応します。また当院にない呼吸器科に関しては他院との連携も可能。

研修内容

A.基礎的理解

①正常免疫の理解、②自己免疫の理解

B.診断

①病歴の把握、

②身体所見の取り方(一般、専門)

③検査の進め方

a) 一般検査、免疫学的検査(自己抗体・補体等)

b) 各臓器病変の評価
(中枢神経系、心、肺、血管、肝、腎、消化管、眼・口、皮膚、関節、筋、リンパ節、脾)

C.治療

①治療効果の評価

 

②薬物療法

a) 副腎皮質ステロイド剤(パルス療法含む)

b) 免疫抑制剤(CP,CsA),抗リウマチ薬(DMARDs)

c) 非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)

d )生物学的製剤(レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ)

③血液浄化法

a) 血漿交換、免疫吸着、b)血液透析

D.経験することが望ましい主要疾患

(病態・臓器病変を理解し、診断法・治療法を習得)

①リウマチ性疾患:

a) 膠原病および膠原病類縁疾患

関節リウマチ、悪性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、シェーグレン症候群、混合性結合組織病(MCTD)、抗リン脂質抗体症候群、血管炎症候群、ベーチェット病、成人発症スティル病など

b) 不明熱の鑑別診断

②アレルギー性疾患:

a)気管支喘息、b)じんましん、c)薬物過敏症、d)好酸球増多症など

専門医資格

1. 内科学会認定医:2年次

2. 日本リウマチ学会専門医:6年次、学会会員歴5年間、臨床研修3年間(認定施設)

3. 日本アレルギー学会専門医:6年次、学会会員歴5年間、臨床研修6年間(内3年間は認定施設)

研修終了後

修了後の選択枝としては、①済生会習志野病院当科のスタッフとして継続勤務し専門医取得を目指す、②関連大学医局(千葉大学アレルギー膠原病内科)に入局、③他の医療機関に勤務など。